白いジャージ7 ~先生とプールサイド~

崩れた心





-崩れた心―




落ち着こう。




大丈夫。



大丈夫。






先生を信じてる。






まだ薄暗い空がブラインドの向こうに見える。




午後6時半。





先生からさっき電話があった。




“夕飯は家で食べるから”と。



学校に用事があり少し遅くなるというので、先生への想いを再確認した私は、愛情たっぷりのヘルシー料理を作ろうと、パソコンを開いた。




と同時に…


新着メール1件。







自宅のパソコンのメールは、私と先生共同だった。





ほとんどメールが来ることもなかったし、いつもの迷惑メールだろうと思って……



軽い気持ちでクリック。







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