《完》嫌われ教師の腕の中

~颯斗side~

俺は職員会議を終えて…電車で赤坂のプラザホテル急ぐ。



昼休みの呼び出しは親父ではなく…めったにガッコには来ないお袋だった。



『私は認めないわよ!!そんな結婚…』



それがお袋の第一声!!


親父に代わって会社を切り盛りするお袋。
親父は黙って…椅子に座って縮こまっていた。


財閥の後継者のクセに…親父はお袋には弱い。


それは親父が遊び呆けて会社がピンチになった時に遡る。
会社のピンチを救ったのはお袋。


そこでいっきに二人の立場は逆転。



< 83 / 207 >

この作品をシェア

pagetop