地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】

04 ナンパと主張





人でごった返すロッカールームへ着いてから、しばらく。


ふと時計を見ると、針はちょうど男子グループとの待ち合わせ時間を指し示していた。



「る、瑠美!笑ってる場合じゃないよ、時間になっちゃった!!」


「ふふふ……ってうわぁ、ホントだ!!」



それを聞いた瑠美は、浮かべていた気持ち悪い笑顔を即座に打ち消すとあっという間に着替えを終わらせた。



「……って、着替え終わるの早すぎるよぅ!?」


「こんな事もあろうかと、先に服の下に着てたのよ!むしろ神無、遅い!!」


「ご、ごめんっ!」



とりあえず謝ってはみたものの、なかなか着替えは進まない。



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