浅葱色の羽織と共に……─時を越えた誠の愛─沖田総司ver

壬生浪士組

(え……。なんで……)



「お前、変わった格好してるな」
「副長。どうしました?」
「一くん、先に行くなんてヒドいなあ」










(斎藤一に沖田総司……。まさか……本当に!?)









「あれ、君変わった格好してるね」
「え……?」









そう言われ、今の格好を見てみると……。


私服だったはずの服が何故か制服になっていて、土方歳三はそれをじっと見ていた。












「総司、斎藤。とりあえず屯所に連れていけ。この格好で動き回れたら困るからな」
「だってさ。歩ける?」
「あ、はい」






最初に感じた痛みも特になく、普通に歩けそうだった。



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