眠り姫はひだまりで
なくされたはずの鍵
大急ぎで、教室へ戻ったら。
先生は呆れ果て、クラスメイトたちは、私を見て爆笑した。
そりゃ、私が悪いんだけどぉ…………。
しぶしぶ席につき、授業を受ける。
でも、授業は全く耳に入らない。
昼休みのことが、頭から離れなかった。
…そして。
とうとう、放課後です……………!!
「いーーろはっ!帰ろー」
カバンを持ったミオが、私の机へ来た。
「あ………、ごめんミオ、私ちょっとあの場所にいかなきゃなんなくて……」
「え?今から? なんで?」
「えっ………えーと…」
…話して、みようかな。
私は、昼休みのことをミオに話した。