執事の恋人~召しませ。お嬢様~

~斗希side~

互いに唇を重ねて…顔を離した。それでも俺の間近に春華の顔を見える。



これ以上…春華に触れたら…俺はこのまま春華の全てを奪いそうな欲情がこみ上げていた。


理性で抑えこみ…必死に心の中では格闘を繰返す。


俺は理性で…春華の身体から手を離した。



それなのに・・・


春華は俺の袖を掴む。



そして切なげな声で俺に命令する。



本当に残酷な女…


男のコトなんて何一つ分かってない。


無垢で無知で・・・



俺の理性を試そうとする。
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