バニラ

Vanilla5.5*愛しのフェイトムーン*

理彩が愛し過ぎて、狂いそうになってしまうとがある。

自分が自分じゃないと思う時がある。

もっと理彩に依存したい。

もっと理彩に夢中になりたい。

このまま、理彩に溺れてしまいたい。


「あっ、ケータイ忘れた」

携帯電話を家に忘れたことに気づいたのは、会社についてからだった。

別に困るって言うことはないが、それがないとなんだか寂しい。

仕方ない、理彩に持ってきてもらうか。

さすがにこの時間になったら、腰痛に苦しみながらだけど理彩も目を覚ましたことだろう。
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