狼様の愛のカタチ理論【番外編】

冥界の夜会






――――――…
――――…



そして、時間が流れること数日


「…うわっ、凄い…」


真っ暗の世界に黄金に輝く月、そしてその光をあびながら沢山の神様達が西洋式の建物に行き交う


そんな光景を目にして、わたしは唖然としていた


実は今、前に扇李から話を聞いた夜会に来ている


本当は前に彼に話した通り参加はしたくなかったけど、右汰や左汰に出たほうがいい…と、説得されて参加したのだ



それで来てみれば、物凄い数に、まるで映画の中に飛び込んだみたいに優雅で


楽器に合わせてダンスをしたり、華やかなドレスをなびかせての雑談


初めてみる光景に驚きを隠せなくて…


呆然と立ち尽くす私の肩にポンッと右汰の手が置かれる


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