恋愛談義!


そして私は気が付いたら

自分の部屋に戻らず、彼の部屋になだれ込んでいた。



引きずり込まれたのか

私が押し込んだのか


きっとその両方。




明かりもつけず

ベッドの上でもつれるように抱き合って

荒々しくキスを重ねて

井上礼央が私の服をはぎ取るのにまずくないように、身をよじる。



簡単に服を脱がされるのも

すぐに裸になるのも本当は大嫌い。


手抜きするなって叫びたくなる。



だけど今日は、そうせずにはいられなくて。


脱がされると同時に、井上礼央の服も、山賊のようにはぎ取ってやった。



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