龍王 【完】

ホワイトデー 望side

バレンタインのあの日、久しぶりに会った桜。

そして、桜が『もしね、受かったらもう1度
付き合えないかな?』と言った。

だけど――・・・

俺には桜を縛り付けれないって思い

『ゴメン。無理だわ・・・』と車椅子生活を理由
にした。

本気で好きな相手だからこそ、これから高校で
桜にふさわしい彼が出来るかも知れないから・・・・・・

断った時、泣くって思ったけど・・・

アイツは泣かなかった。

強くなったんだなぁって思ったんだよな。
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