青のキセキ

天使

目が覚めた時、私は病院のベッドの上にいた。


段々と視界がハッキリとしてくる。



「遥菜!大丈夫?私が分かる?」

心配そうな久香の顔が、そこにあった。



「ひ..さか?」

言葉を発しようとした時、体を襲う鈍痛。


生理痛のような、重くて、だるい痛み。





「....私、何で.....」




少しずつ記憶が呼び起こされる。




彼に蹴られ、出血したこと。


そして、その直後に意識をなくしたことを...。
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