跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~

ー和也sideー

付き合った女の子達に…家のコトを話すと必ず…しきたりとか大変だと言って、別れを切り出される。


そんな事も重なって、余計に華道が嫌になった。




俺の大好きだった野球だって、指や手を痛めたら花が生けられないと言われて止めさせられた。



俺の人生全てが、華道に左右された。



「和也…」



「桃の事は絶対に守るからそばにいて」




俺は桃を強く抱き締めた。


付き合ったばかりの桃はきっと、俺を重い男だと思ってる。









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