【BL】俺達は双子で男同士なんだが。【完】

嫉妬

…この状態で家に帰れたのは、奇跡だと思う。


「連!?ちょっと、ただいまくらい言いなさい!」


このモヤモヤした感情。

あンアン煩い麻実の金切り声。


それと、…呂来のあの顔。



この3つで、今の俺の頭は完全に埋まっていた。


「あらどうしたの、そんな汗かいて―…」


母親の声を無視して二階に上がる。


…俺は必然的に、連の部屋の前で足を止めた。




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