お姫様の作り方

あとがき

お姫様シリーズ第二弾、『だから隣で寝るんだよ』
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


モチーフは〝眠り姫〟
ヒロインは寝てばかりだろうということで、主にヒーロー目線で話進めていきました。…予定よりもヒロインがワガママで困った困った。
個人的には美森より樹より、後輩ちゃんが好きでした。物分かり良すぎ。後輩ちゃん、一度は名前出したんですがちょっと諸事情により消しました。なんか名前が合ってないなぁって思っちゃったので。


でまぁ一応後輩ちゃんのことはさておき、ヒロインヒーローについて語りますと…
とにかく美森は難しかったです。どうもこの手の甘えんぼワガママ女子は私の苦手とするところなので可愛く書いてあげられたのかなぁと不安…が…あります…はい。
でも誤解しないでほしいのですが、ああいう風に甘えるのは樹だけであって、それは周囲の男子も理解してるので彼女にしたい対象にはならないんですよね、美森って。本当にそのくらい手がかかる子なので、樹はモノ好きというかなんというか…まぁモノ好きなんですね。笑
常にぼんやりとしていて受け身ってところに気をつけました。眠り姫は私の中で受け身の女の子というイメージが強いので、そこが思いっきり出ましたね。
眠り姫に関してはほとんどディズニーの『眠れる森の美女』くらいしか知識がないのでそこがベースなのですが、夢の中で会った人(=王子様)、黄金色の長い髪、寝ているだけなのに王子が迎えに来てくれる、みたいなところは結構使った気でいます。あ、あとは最後のキスで目覚めるとか。その辺くらいですかね、使ったのは。
名前に関しては伊原美森なのですが、いばら(=バラを入れたかった)ってのと『眠れる森の美女』から美と森を拝借しました。
樹に関しても森なので木…樹!みたいな感じですね。


樹については『眠れる森の美女』の王子様よりも随分世話好きというか…え、お父さんか何かなの?レベルの人になってしまいました。それもこれも美森に手がかかるせいなのですが…。
まぁあんまり深く考えないでできたキャラクターなので自由に動いてもらいました。後輩ちゃんに対しては不誠実な態度でしたが、そこに悪気が無いところがさらに最悪だなぁと思って書きました。(※嫌いじゃないですよ!)
面倒見いい男子ってあまり出会ったことないので、こんな男子いたら実はこっそりモテるんじゃないか…とか色々妄想爆発させてできたキャラクターです。
このお姫様シリーズの王子様たちで誰に人気が集まるのかってのもちょっと興味ありますね。
…樹、人気なさそう…笑

ではでは長々と語りましたが、美森が樹のお姫様になるまでを楽しんでいただけたのなら幸いです。
次のお姫様シリーズもお楽しみください。


2012.12.7
春風夢海

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