☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~

そのとき、階段がきしむような音がした。


梓のお兄さんかもしれないと思い、わたしは慌てて座りなおした。


さきほどノックもせずに突然ドアを開けてしまったので、何て無礼な子だと思われてしまったかもしれない。





階段から下りてきたのは、例のトラ猫だった。


猫はソファーのところまで歩いてくると、ぴょんっと梓の膝の上に飛び乗った。


「とらちゃん、いい子、いい子。」


梓が猫の喉をなでると、猫は気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らした。




階段を下りてきたのが猫だと知って、少しほっとしていると、再び階段がきしむ音がした。


わたしは再び姿勢を正した。


二階から下りてきたのは、今度こそ梓のお兄さんだった。


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