4文字のあいしてる【完】

5日間がくれたかけがえのない灯火

どれだけ泣いただろう。




泣いても泣いても涙は枯れなくて見兼ねた白川さんが自分の家に圭吾と私を連れてってくれた。




トメさんがもういない。




その事実を受け止められなくて嗚咽が止まらなくて


なんでもっと早くここに来なかったんだろうとかそんなことばかりが頭の中でグルグル回ってる。




圭吾はずっと泣き喚く私の背中を摩ってくれてた。




その大きな手が包んでくれてるみたいで1人では受け止められない事実を少しだけ軽くしてくれた。
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