自己チューなアラサー転勤族主婦の妊娠日記

妊娠9ヶ月

4月20日(土)

 午前9時半、起床。

 抹茶と一緒にチョコレートデニッシュを食べ、トイレ、入浴を済ませる。


 ここ数日、紅茶を飲む気分にならない。

 これも何かある? それとも単に飽きただけだろうか。




 午後12時。

 夫と千里中央まで徒歩で向かう。


 今日は、箕面のビーバーワールドに遊びに行く。

 カラオケ、ビリヤード、ゲームセンター等が入った室内複合アミューズメント施設。

 会員になれば、三時間パック約1000円で遊び放題らしい。


 お目当ては、卓球。



 千里中央までの道のりの途中、エネルギー補給のため、コンビニでイチゴアイスを食べた。


 朝、パンを二つ食べただけの夫は、ラーメン屋さんに行きたいとチラリと漏らした。でも、今の私はラーメン屋で食べれるものがない。


「せんちゅうパルはラーメン屋さんとかカフェとかあるから、別々に食事しない?」と提案してみる。

「それはしなくて大丈夫」と夫。



 申し訳ないから、せめてコンビニで好きなもの(パンやホットスナック)を買うと申し入れる。


「チョコスイカバーでいい」と言われた。


 こういう時、どうしたら良いのかわからない。

 モヤモヤする。






 午後1時。ビーバーワールド到着。

 卓球、ダーツ、銃を打つゲーム、ビリヤード。

 

 遊んでいるうちにあっという間に三時間経過。


 すごく楽しかったし、いい運動になった。

 もし妊娠していなかったら、ロッククライミングもやってみたかったな、と思う。


 外に出ると、小雨が降っていた。 結構寒い。

 無料送迎のバスで千里中央駅に行き、ダイエーで夕飯を買う。



 妊娠していなかったら、千里中央駅付近の居酒屋で、二人でお酒を飲んで楽しく過ごせる。

 でも今はできない。



 惣菜コーナーで、ポテトサラダ、マカロニサラダ、サラダスパゲッティが入った三種のサラダをカゴに入れる。

 足りない時のために、ポテトサラダ、マカロニサラダの二種のサラダもカゴへ。



 夫はカップラーメンを一つ入れて、「これでいいや」と言った。


「どうして? ビールのつまみ買おうよ」

「うん、でもこれでいい。食べたいものもないし」

「この前もそう言ってビールとラーメンにしたけど、結局足りなくて、コンビニで惣菜買ったり、ポテチ買ったり、ご飯解凍してお茶漬け食べたりしてたじゃん」

「でも、今は大丈夫」






 本当は居酒屋に行きたいけど、我慢している。




 そう、責められているようですごくモヤモヤする。



 別に、夫は責めているつもりなんてない。分かっている。

 でも、私のせいで食べたいものを我慢している。そういう引け目を感じているから、過剰に反応してしまう。

 最近夕食もちゃんと作っていない。それも引け目に感じている。


 妊娠前、つまみが足りなくなったとき、冷蔵庫のあまりものでササッと何か作ったりした。でも今はできない。




 どうにもできない。






「そういうの、本当に嫌だ」

 ムスっとなった私。



 夫が「ごめん」と無理やり惣菜を買い始めた。




 謝るのが大嫌いだった夫は、ここ数カ月で折れてくれるようになった。

 家事も沢山手伝ってくれる。


 反対に私は、わがままで卑屈な性格が、更に増した。

 母にそっくりだ。 自己嫌悪。




 モノレールに乗って、少路駅に到着。


 雨の中を傘無しで歩きながら、夫に何度も謝った。



 仲直り。





 家に到着。

 二人で宴会。




 寒かったせいですごく疲れた。

 身体も重い。腰も痛い。



 お風呂に入って、横になる。



 もっと立派な大人になりたい。



















 




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