あなたの心にいる人は… (完)

あなたの本心

「この手を離したら、、、」



廉の絞り出すような声



「葵は幸せになれるか?」



「え?」



「俺といると葵は幸せになれないのか?」


「、、、」


「はじめは正直どうでもよかった。唯しか考えていなかったから。でも、、、葵といて葵のことを見るようになった。葵にどんどんひかれていく自分が怖かった。」



「、、、」



「唯の妹を愛してるのか、葵を愛してるのか分からなくて、、、。でも、葵が死のうとしたとき分かった。俺が愛してるのは、葵だ。唯はもう思い出なんだ。唯を愛してたし、今でも感謝してる。でも、葵を愛してる。手放したくない。そばにいたい。はなしたくない。」



「、、、」
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