orders!

2.





それから数日が経った、ある平日。

外はザアアアと滝のように降る雨と凄まじい風で大荒れの天気だ。



「……」



そんな中、俺は一人店内でぼんやりと外を眺め時間を潰す。



…はぁ。何でこんな天気の日に店番…。

今日は朝からの仕事だった俺は、この雨風の中必死に店までやって来た。が、やっとの思いで店についたその時





『あ、堂上?今日店臨時休業。当たり前だろ、こんな天気なんだからー…え?今店着いた?あ、なら配送来るの待って受け取ってくれ。そしたら帰っていいから。いやーいつも通り配送は来るだろうから店行かなきゃならねーな、面倒だなー、とか思ってたんだけど助かった!頼むわ!』





…そんな店長からの投げやりな電話により、一人店番となったわけだった。


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