イケメン御曹司とラブ甘同居

触れたとき…

南朋side



眠い。

でも、寝れない。



隣の部屋が、気になって…

テレビに映るくだらないバライティー番組が、俺をイライラさせる。



あのひょろひょろが家に来てから、もう小一時間が経った。


男と女が、部屋でなにをしてるんだろ…




そんなこと、ひとつしかねえよな。




「・・・・」


鏡を見なくてもわかる。

俺の眉間には、シワが寄っている。



そしてふと頭をよぎったのは、

数時間前に、キッチンでケーキを作っていた実乃里の姿。
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