神様娘の憂鬱

残った可能性



***



翌日の夕方、私はある公園にいた。


翼と一緒に。
(まぁ、わけがわかっていないから少し不機嫌だが)



逆に私は心爽やかにある人物を待っていた。






「--…なかなか粋なマネをしてくれるね、お嬢さん」



来たか。



その声の主に翼は驚きながら見た。




「突然お呼びたてしてすみません。…エンジェル松岡さん」



そう。

来たのはエンジェル松岡。


けれど、ショーのような派手な格好ではなく普通の格好。


喋らなければ、じっと見たい限りわからなそうだ。


< 169 / 266 >

この作品をシェア

pagetop