輝龍―伝説篇―【気まぐれ更新中】

ろく






「結衣、頼みますよ。」




いきなり投げ掛けられた言葉に、一瞬何のことだか気付くのに時間がかかった。




「分かってる。ちゃんとやるよ。」




総長候補に選ばれた。


このタイミングでわざわざあたしを呼びに来る理由はそれしかないから。




「あ、何か勘違いしてますね。」




「…………?」




翔が指す何かが何のことだか分からなくて、何?と目で訴えた。




「結衣は総長候補ではなく"総長"ですから。これはすでに決定事項です。」




「……………。」




取りあえず一旦整理しよう。



あたしが総長候補じゃなかった…ってそこまではよかった。



その後にとんでもない言葉を聞いたような気がする。




「結衣は総長ですよ。」




「そうそう、それ……」




あれ、何かあたしは勘違いしてるのか?







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