【完】結婚からはじまる恋《2》

ー頼sideー

俺だって…正直言って…家族が増えるの嬉しいコトだ。



でも、深幸の身体の負担を掛けてまで…子供は望まない。



気を付けていたつもりなのに…




俺は深幸を妊娠させてしまった。




俺は激しい自己嫌悪に陥る。




「奥様が妊娠したのに…憂かない表情ですね。社長」



「そうだな」




「何があるんですか?」



同じ部屋で仕事をする帝は俺の顔色を見て、心配げに問いかける。
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