永遠の幸せを

《2》俺様なドクター

ー美紅side－

東亜医科大付属病院。



あれから私は血眼になって諏訪部さんを探していた。



そしてようやく見つけたーーー・・・



彼はこの病院の小児科医だった・・・


我が社は小児用医薬品の開発も手掛けてるが、少子化の進んだ現代、市場は小さく、手間も費用もかかるからなかなか…積極的に商品の実現には至っていない。
小児科医局はめったに足を運ばない場所。






私は仕事を終えたその足で、小児科医局に向かう。


子供が入院している姿には憐みのキモチが溢れる。