私の彼氏は中国人留学生

ウォーアイニー

好きだと気づいてしまえばいってもいられず、その次の日に告白することにした。


気持ちに気づいた次の日に告白なんて、私の人生史上で一番行動力があった出来事に違いない。



「ナニ、これ?」


「......読んでみて」



いつものバイト帰りのファミレス。

口に出して好きと言うのも恥ずかしかったので、手紙を書いて、それを渡す。

辞書で調べながら、中国語で書いた手紙。


昨日呼び出したことや、今の私の気持ち、本当に簡単にだけど、気持ちを込めて書いた。



「ペンある?」



しばらく手紙を眺めていた暁明が顔を上げて聞いてきたので、シャーペンを渡す。

と、手紙に何かを書き込んでいる。
< 26 / 244 >

この作品をシェア

pagetop