俺様不機嫌彼氏

可愛い女*春side






《春side》



「春くん、よかったらあたしと付き合ってください!」



放課後。



帰ろうとして廊下を歩いていたところを、
名まえも知らない女に呼びとめられ、俺はこころのなかで小さくため息をついた。



……こういうの、今週で4度目……さすがに飽きてくる。



「……ごめん、ムリ。それじゃ」



……はぁ、めんどくせぇ。





< 4 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop