レンタル彼氏を使ってみました(仮)

〜変貌〜




夕食後、私が片づけをしている間、彼はリビングでゴロゴロしていた。



なんか私を攻略するのは諦めたっぽい。



「お風呂、先使っていいよ~」


「えー。一緒に入ろうよ!俺ら恋人同士だろ?」


「片思いの間違いでしょ。勝手に恋人同士にしないでくれるかな?」


「じゃあ、先、入ってるから後から来いよ」



彼は立ち上がり、風呂場へと足を運んだ。



うん。

私の話を聞いてない。

勝手に話が進んでるんだけど……。



< 11 / 42 >

この作品をシェア

pagetop