生徒会長と甘い会議
進級
あれから一週間くらい経って春休みも終わり、あたし達は三年生になった。
生徒会メンバーはちょいちょい集まってたけど、これと言った仕事もなく、ただ世間話をして盛り上がっていた。
「優紗~!!おはっ!」
後ろから走ってくる足音とあたしの肩に乗る手。
振り向くとそこには笑顔の香織ちゃん。
「香織ちゃん、おはよう」
あたしも笑顔で挨拶を返す。
香織ちゃんとは、生徒会に入ってからすごく仲良くなった。
女の子二人同士で盛り上がることもよくある。