ギャップ彼女 1

桜譁祭 準備編

6月下旬には桜譁祭がある。



その準備で、生徒会の仕事もますます忙しくなっていた。生徒会としての初めての大きな仕事だ。気を引き締めないと。


といっても、桜譁祭当日はあまりすることがないんだけど…。


2人組の女達に叩かれた次の日、
桜譁祭について先生から説明があった。



2人のクラス委員が前にでて話している。私はただ、ボーッと聞いていた。



眠い…


あまりにも眠いので、私は頬杖をしながらウトウトしてしまっていた。















「では、A組は、メイド&執事カフェでよろしいですね。」

「いいでーす!」




一体、何事!?



あまりにもクラスの歓声がすごくて、眠さが吹っ飛んだんだ。




私は、クラス委員のいる前方へ視線を向けた。



…え…





黒板に書かれた文字を見て、驚いた。
だって…





よりによってメイドカフェだったから。




なぜ喜ぶのか?
まぁ私は裏方だと思うからヨシとしよう。






裏方だと思っていた。
そう思っていた……
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