JUICY KISS ~あなたの唇独り占め~【番外編追加】

酔い覚ましのKISS


~酔い覚ましのコーヒー~


歓迎会が終わり、みんなが駅の方向へと歩き出す。
チラっと振り向いた倉坂さんが、私を見た。

親指を立てて、道路の向こうのコーヒーショップに視線を移した。


私は笑顔で首をたてに振る。

目と目で会話しちゃったよ。

なんだか、秘密の恋って感じ?


「気をつけなさいよ。お持ち帰りされないようにね」

真佐は、冗談半分にそう言った後に

「本当に好きになりそうなら、絶対に簡単に落ちちゃだめだから!」

と真剣な表情で言った。

恋愛においては、大先輩である真佐。

真佐のアドバイスは絶対だ。

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