ナンパ男との恋~最終章~

困ってる人は助ける?

そんな出来事から
数日後の金曜日。


お風呂から出たばかりの輝樹に
来客人が現れた。


「あ、これ・・
みなさんでどうぞ」



手土産のケーキと
たくさんのジュースを持って・・・


「何か、面倒な事言いに来たんじゃねぇだろうな?」


「え、いや、まぁ・・・」


「はぁ・・面倒くせぇ・・・
はよ、上がれ」



「失礼します。
あ、どうも初めまして・・っスよね?」


短い髪に、金色のメッシュ
そして、極めつけは

スーツ姿という・・・


これは、まさに

ホストだ・・・。



「あ、はい。初めまして。
奥にどうぞ」


「ありがとうございますっ」


「ねぇねぇ、輝ちゃん
俺、これ食べていい?」


春樹と広樹は
手土産のケーキに
大はしゃぎの上

お皿にもいれず

箱から直接手掴みで

もう、かぶりつくように
食べ始めてるし・・・。


あーあ・・・もう、手も服も

大惨事だ・・・。

私が、2人の世話に大慌ての中

ホストのような人は

真剣な様子で話を始めた。




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