【完】それでも、あたしは君が好き。

恋の道






「いってきます!」


「お姉ちゃん大丈夫?もう!」


「平気ー!もうピンピンしてるよっ」



あたしは昨日比呂が帰ってから
ずっと泣き続けたからか、
疲れてそのまま部屋で朝まで眠ってしまった。


それが良かったのかは
わかんないけど、風邪はすっかり良くなっていた。


でも、気持ちの面ではまだまだ。


しんどいところが沢山ある。

それでも、あたしは笑うって決めたから。



「…行ってくるね~」


「行ってらっしゃい!」



彩音に見送られ、あたしは家を出た。




< 96 / 308 >

この作品をシェア

pagetop