Fake love(1)~社長とヒミツの結婚契約書~

―怜side-

俺は2時過ぎに寝室に入った。


壁の埋め込み式の間接照明が彼女の寝顔を照らす。


俺は彼女の眠る脇に腰を浅く下ろした。


彼女の寝顔を見るのはこれで二度目だーーー・・・


俺は彼女の目許に指先をそっと這わせる。彼女の目許は潤いがなく乾燥していた。


「…泣いていたのか?」

俺は戸惑いながらも、彼女の身体に添うように身体を横たえて、ギュッと抱き締めた。


「ゴメン…」

―――――俺は眠る彼女に謝った。





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