続・銀髪姫と不良幹部
第二章

夕凪の名

はぁ…。


今日から学校か…。


今の私にとって、学校は憂鬱でしかないよ。


なんであの時、正体バラしたんだろう。


今さらになって後悔だよ…。


「依亜ー?そろそろ行かないとヤバイんじゃないのか?」


「あ、空にぃ。行きたくないけどヤバイから行ってくる!」


カバンを持って急いで部屋を出る。


「気をつけてな!」


空にぃの叫ぶ声が聞こえて、手だけ振る。


振り向く時間もないしね!


空にぃごめんね!


門の前に止めていた車に乗り込む。


「ごめんなさい。お待たせしました」


「いえ、では出発しますね」


「お願いします」


返事をすると、ゆっくりと車は動き出す。


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