元殺し屋と、殺し屋

普通の?高校生活











私はスマホを取り出し、氷さんに電話。




『もしもしぃ?紅羽?』

「氷さん、おはようございます!」

『おはよう紅羽。
どうしたのぉ、こんな朝早く』



『ふわあ・・・』と電話口から、氷さんの欠伸が聞こえる。

氷さん、低血圧で朝弱い人だからね。

声も眠そう。

私からの電話で起きた感じかな?




「今日入学式なので」

『おぉ・・・そうか。
じゃ、頑張れよぉ』




プツンッと電話が一方的に切られた。

よほど眠いらしい。

この後二度寝するつもりか?



まあ、殺し屋は夜のお仕事だからね。

眠いのは当たり前か。

私もダークの時は眠かったし。



そういえば、これ一応持って行くか。



私が鞄に詰めたのは、黒光りする石がついたネックレス。

私がダークだった時、毎回つけていたもの。

ダークの証、みたいな感じかな。








< 13 / 285 >

この作品をシェア

pagetop