短編*社会人

確かめて


絢斗side

「なんだよあいつ...意味わかんねぇ」

俺の大好きな嫁、巴菜が家出をした

最近は忙しくて家で巴菜と
全く話していないが
ほんとは大好きなんだ

あー、もう最悪...

ピロリロリンピロリロリン...♪

巴菜の鞄から聞こえる
悪いと思いながらも鞄の中から
スマホを取り出した

ディスプレイには
【零くん】と表示されている

男かよ...と思いながら
電話に出た

零『もしもし、巴菜?』

「...どちら様ですか」

零『え?俺だよ藤堂零』

「は?零?」

零『...もしかしてその声、絢斗か?』

「そうだけど...」

零『て事は巴菜の旦那って絢斗?!』

「ああ」

零『巴菜と話し合えたか?』

「いや、出ていった」

零『...は?!何してんだよ
いいわ、今からお前の家行くから』

そのすぐ後で電話が切れると音が
なんだよ...頭が追いつかねぇ


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