姫は冷血王子の所有物

姫はお酒に弱いのです



そして、私は部長に言われたとおり、落ち着いてもう一度資料を片付けた。







そして、もう一度持って行くと、






「うん。今回は大丈夫だな。よし、よく頑張った!」








部長に初めて笑顔を向けられて、また胸が高鳴った。








この人こんな顔できるんだ。







そんな失礼なことを思っていると、部長が口を開いた。







「高坂。お前これで仕事終わりか?」








「え?あ、はい。」









「そうか。それじゃあ飲み会にそのまま行くのか?」








「そうですよ?」








「じゃあ、少し待ってろ。俺も行く。」







「え?いや、いいですよ!そんな…。」








「いいから。」








「…わかりました。」









なんなんだろう?







部長がこんなこと言い出すなんて、珍しい。







ただの気分かな?








それとも…。


< 18 / 143 >

この作品をシェア

pagetop