クールな彼の溺愛注意報
2nd*接近注意報

・あいあい傘日和


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6月。

二宮くんと同居をはじめて、はや2週間が経った。



はじめはぎこちなかったふたりきりの生活にも、だいぶ慣れてきたと思う。



2日目にあったようなことも、それからは一度もないし。

とくに問題は起こってない。




「わ~。雨ふってきたよ」




お昼ごはんを終え、くっつけていた机をもどしながら、リンが窓の外を見てつぶやいた。


見れば、重たい灰色一色の空から、無数の銀色の線が地上にそそいでいる。




「どうしよう。私、傘もってきてない……」


「みゆき、天気予報みてなかったの?」


「今日はちょっと寝坊しちゃって……。テレビ観るひまがなかったの」



 
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