定期からはじまる恋
涙のキス
そして現在。
今日も、かっこいいですね。
話したいけど、距離的にも、精神的にも話せない。
『次は、みこと駅。みこと駅です…』
ああ、今日も。来てしまった。
電車が止まって、ドアが開く。
重い足をあげて電車を出るとき、
彼を見た。
…あ。今、目があった。
気づいたときはもう電車をでたあとで…
私はもうラッシュの渦の中。
あーぁ。なんか今日ついてんのか
ついてないのか、わかんないなあ。
改札に近づくにつれて無意識に定期に向けて伸びる手。
伸ばそうとした手がいきなり止まった。
あれ、おかしいなって思って見たら
誰かに掴まれたからだってわかった。
その手を辿ってったら…
「…え…」
彼がいた。
「……今日。…さぼらない?」
…え?
「……行こ」
今日も、かっこいいですね。
話したいけど、距離的にも、精神的にも話せない。
『次は、みこと駅。みこと駅です…』
ああ、今日も。来てしまった。
電車が止まって、ドアが開く。
重い足をあげて電車を出るとき、
彼を見た。
…あ。今、目があった。
気づいたときはもう電車をでたあとで…
私はもうラッシュの渦の中。
あーぁ。なんか今日ついてんのか
ついてないのか、わかんないなあ。
改札に近づくにつれて無意識に定期に向けて伸びる手。
伸ばそうとした手がいきなり止まった。
あれ、おかしいなって思って見たら
誰かに掴まれたからだってわかった。
その手を辿ってったら…
「…え…」
彼がいた。
「……今日。…さぼらない?」
…え?
「……行こ」