続・銀髪姫と不良幹部

動き出した族

「んーっ!」


はぁ…。


やっと学校終わったよ。


結構長かった。


先生の声、眠気誘うんだよね…。


まぁ、史音の効果か、クラスメイトが近づいてこなくなったのはありがたい。


ずっとイライラしてるのもツラいし。


勉強にも仕事にも集中出来なくなるしね。


それだけは嫌だもん。


「依亜ー!」


「あれ、禅?」


珍しい、一日だけで2回も教室にくるなんて。


「なぁ、今日はくるやんな!」


おおう、行く前提になってるし。


しかも笑顔…。


その期待に答えてあげたいし、本当は行きたいんだけど…。


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