【完】こいつ、俺のだから。
Chapter*1

黒王子の出現







「ずっと前から好きでした!付き合ってください!」




たった今。




あたし、中原 仁菜(なかはら にな)は、


初めてお会いする隣のクラスの男子に告白されていた。


一目につかない、放課後の校舎裏で。






……って。


おーう、まじでか。



この人、今あたしに告白してきたよ。


まじですか。


ホンマでっか!?レベルだ。





とりあえず……。




「ごめんなさい」




頭を下げた。




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