俺様専属メイド!?
看病して。
朝、いつものように自分の家に戻って、お母さんと朝食と弁当の用意をしている。
「ほんとわがままなんだよ!?」
できたおかずをお弁当に詰めながら、お母さんにバイトでの愚痴を聞いてもらっている。
バイト内容は、付き人とゆうことにしている。
さすがに藤井の専属メイドなんて言ったら、お母さんが卒倒してしまいそうだから。
「ふふっそんなに楽しいのね」
「どこが楽しそうなのー」
お母さんはあたしの気持ちを理解してくれないらしい。
楽しくないよ!
わがまますぎてついていけないもん。
「だって、杏が自分の話をこんなにすることなんてないわよ?」