私とメガネくんの秘密のレッスン

Step...授業開始



………………
…………
……




「僕の作ったこのプリント
 出来るところまででいいので
 解いてもらえますか?
 僕ちょっと電話しますから。」



「は…はいっ!」




目の前に白石潤くん本人が、
機嫌悪そうな顔でじっと私を睨む。


…や、
やっぱりファンタジーが似合わないって
言ったこと根にもっているのかな?


だとすればこの状況はかなり気まずい。



ていうか…
同じ部屋にクラスメイトの白石くんが
居るってこと事態、可笑しな展開だよ!


それに…


素顔が本当にかっこよかった。




「………進んでますか?」



「はっ、はい!
 今からやります!」



ひいぃぃぃぃ!
ちっ、近い!





「…言っておきますが
 クラスメイトだからと言って
 甘やかしたりはしませんから
 覚悟しといてください。」



「は…はい!」




ううううう…
白石くんが怖いよぉ。

かっこいい顔してるのに…
目付きのせいで般若みたいだ。




「…………。」




うん!
今は目の前にあるプリントを解こう!


集中、集中!




だけど…




「……………。」




なんですか、これは。



どうしよう。
全く問題が解らないよ…



チラリ。
横目で白石くんを見てみると




「あ、もしもし…柚希さん?」




柚希さんと言う人に電話を掛けていた。




誰だろう?





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