桜道【実話】

解散

「おーみんな!そろそろ終

わりだぞ!!仕事の奴は

行け~~」



【オジサン…

本当に偉いんだ】



《みんな酔ってんじゃな

いの?仕事って運転でし

ょ?》


『あー仕事の奴は飲んで

ないから大丈夫!俺も飲

んでないから安心しな』


ナオがあたしの肩を

抱いた。



【…キュン】



「タバちゃん~帰りどうす

る?あらっ?!ナオくん

送りお願いします~」


南は、あたしとナオを見

て察したようだ。



《南~また月曜ね~》


「うんうん!ねっ雛は?」


そういえば雛と拓ちゃん

の姿がない。



『あ~さっきトイレの前

に2人でいたよ!』


ナオの言葉にホッとした。



《あっ雛!!》


雛と拓ちゃんが外に出て

きた。


「ごめーん!トイレ!」


雛の隣の拓ちゃんは何も

言わなかった。



【また…無口だ…】




カラオケボックスの

駐車場

誰が誰を送るかで

もめていた――――




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