月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐

欲望の玩具




ベッドが軋む


彼の冷たい指



響き渡る快感に溺れた声


『…まだ2回目というのに、自分から激しくもとめて来るとは…。
ますます俺の好みだ。』


「っ、誰も求めてなんか、いませっん!」


『俺を…俺をもっと求めてくれ…でないと壊れてしまう。』



ウァルドは呟く


いつもの冷酷な無表情とは違い、どこか寂しげな表情を見せる


だが




その表情とは裏腹に、行為は冷ややかで愛の欠片さえも感じられない



まるで


別の誰かを想うような









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