先生がくれたもの~運命に導かれて~

午後の検査―純―



3時か…


オレは水無瀬瑠璃の病室に向かう。


「瑠璃ちゃんの検査やってあげてくれませんか?」


宮森小百合はそう言ったのだ。


オレは水無瀬瑠璃しか担当してないからいいけどよ、


仕事なんだからちゃんとやれよな。


オレはぶつぶつと文句を頭に浮かべながら病室のドアを開けた。


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