海に降る恋 〜先生と私のキセキ〜

永遠と名付けて

それから結局―…



“私はどうするべきなのか”


その答えを出す事が出来ないまま、


私は今までと同じように、任された期間の任された仕事に励んでいた。



毎日授業をして、特にトラブルもなく順調に任務を遂行している事を会社に報告し、


空き時間には他の先生方や相葉先生と会話をする事で、うまくコミュニケーションを取っていた。


時には生徒さん達とも授業以外の事をお喋りする事も。


今までと何も変わらない、そんな平穏な日々を過ごしていた。




この学校に来た頃は、まだ暖かな季節だったのに、


気付けば涼しいを通り越して、寒いと感じる日が増えていた。


そんな季節だった。

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