キスに恋して…1

夢見がちのお嬢様

「お前、家どの辺り?」


「もう少し…」


「じゃ、特別!今日は家まで送ってやるよ。薄暗くなってきたしな」


「ありがとう」


「いいえ〜」


「助かった…1人で帰るの怖くて」


「怖い?」


「うん…薄暗いと変な人が追いかけてきそうで」


「楓はお嬢様だからな〜」


「それは関係ないよ〜春はほら、変質者が…」


そう言って良平を指差す


「ああ〜俺ね…ってバカ!」


良平の手が頭を撫でた





< 148 / 584 >

この作品をシェア

pagetop