実録 出会い系サイト!!『実話』

メール交換

この日から、アタシと拓人のメールのやり取りが始まった。


お昼休みに携帯を見ると、またメールが来ていた。

もちろん、拓人から。


〔亜美ちゃん、お仕事お疲れ様。

今、お昼休みかな??

僕はこれから会議なんだけど、居眠りしてると思うよ……((笑))

亜美ちゃんは、寝ちゃダメだよ！

なーんてね。

とりあえず、今日の会議は寝ないように頑張ってみます…。

また、メールするね。〕


アタシはこのメールを読みながら、自然と顔が笑っていた。


そして、気付くと返信ボタンを押していた。



〔お仕事お疲れ様です。
亜美は、これから昼食です。
会議中に寝たらいけないんだよー。

でも、亜美もお昼から眠くなっちゃいます…(笑)

実は亜美ね、出会い系サイトするの、初めてなんだぁ。

だから、最初拓人さんからメール来た時、冷やかしだと思ってたから返事が来ると思ってなかった。

でも、拓人さんとは仲良くなりたいなーって、想ってるよ。

こんな亜美だけど、よろしくねッ！〕



アタシは長文を一気に打つと、送信ボタンを押した。


ﾞ拓人さんって、どんな人なんだろう…??″



ﾞ所詮、出会い系って思ってたｹﾄﾞ、拓人さんのｺﾄを少しだけ信用してみようかな……。″