「メランコリック」砂川雨路/著  感想ノート

憂鬱というタイトル通りのお話になりました。ご感想ありましたらお願いします。

  • 砂川さんの作品は好きで何冊も読んでいます。この作品は書かれてから随分時間が経っており、私の本棚にも長いこと入っていたのですが、なぜかこのタイミングで読了しました。冒頭からいじめられるシーンで無意識に敬遠したのかもしれません。

    面白かった❗というのが、一番の感想です。ヒロインとヒーローの心情に納得できないと感情移入ができないですが、こちらの作品は丹念に二人の心情とその変化を追っており物語の展開にどんどん引き込まれました。汐里が自分の怒りをきちんと両親と向き合ったことで昇華させたあとに、改めて相良と向き合えたところが非常に良かったです。

    私は砂川さんの「絶望エモーション」も大変好きです。どうやって終着点に持っていくんだろうと思っている点を、きっちり回収し納得いく終わり方、そして希望が見える感じがこの2作品に共通していて、そこが私は好きなのかなと思います。

    新作、なかなか最初から辛い感じですが、続きも楽しみにしております。

    エイターかんこ   2017/10/31 09:44

  • 夢幻キリコさん


    お返事遅くなりましてすみません!!
    こちらも読んでいただけ嬉しいです。メランコリックはそうですね。単純に作品全体を通しての雰囲気です。ハッピーオフィスラブでは描けない部分も多くあり、私としても気に入っています。
    放っておいてほしい、追いかけてほしい。諦めている、激しく怒っている。汐里の中では常に二種類の感情が渦巻いていて、それが彼女を無関心という姿に形作っていたように思います。相良くんはそこに踏み込む人間だったんですね。
    ふたりの未来にうっすら希望が見えるくらいのお話が大好きで、つい薄暗いまま終わらせてしまうのですが、それもまたこのお話らしいかなと思います。
    深く読み込んでいただきありがとうございます。
    自分でもすごく好きな話にぐぐっと入り込んでくださると「むきゃー」とよくわからない声が出るくらい嬉しいです!!

    砂川雨路   2016/12/31 22:42

  • 読了いたしました。

    「好き」の反対は「無関心」といいますが、駿吾は間違いなく汐里のことが気になっていたんですねぇ。
    まさに駿吾の言っていた通り、小学生が好きな女の子をいじめるメンタリズムそのままです。
    マイナスから始まった恋。
    ちゃんと両思いになるのかハラハラしましたが、駿吾の熱い想いの勝利ですね。
    女性って逃げるくせに追いかけてきてほしい生き物なんですよねぇ。
    好きな人には自分から行くというより、好きになってもらいたい。
    月のような精神構造なんですよねぇ。
    だから太陽のような男性に惹かれる。
    汐里の病気のことも気になりますが、イジメ時代の加害者たちのその後や反応も気になりますね。
    「メランコリック」というタイトルはどの辺をイメージされてるのか判別しづらいですが、きっと汐里を駿吾が追いかけてるあたりのイメージかなって思いました。

    深い深い淵に沈み込んでいた汐里を掬い上げた駿吾の、男らしさや行動力、めげない精神力に拍手を送りたいと思います(*^_^*)
    砂川さんらしい緻密な構成と展開、巧緻なキャラ造形のすばらしい作品でした。

    いつも素敵な作品をありがとございます。
    応援していますので、これからも執筆楽しくがんばってくださいね。

    夢幻キリコ   2016/12/18 08:08

  • ひらび久美さん


    ご感想をありがとうございます!記憶違いではないです、そうなんです、私本来の作風はこの『メランコリック』や『絶望エモーション』です。暗くて救いのないような重さの中に、一筋見える希望……みたいなお話が好きなんです。ベリカではとてもあげられないどん底真っ暗ストーリーもたくさんストックしておりますよ、心に!

    汐里は自分の人生に向き合うことが必要で、そのきっかけを乱暴に相良が作って行ったというストーリーだったのですが、相良という歪んだ青年が個人的には好みです。書いている時はノリにのっていたような……。
    あ、でも読むのでしたらラブコメがいいです。出産からこっち、私もすごく涙もろいので。

    ひらびさんの『不機嫌課長~』最後の更新分を大事に溜めてありまして、これから楽しみに読ませていただきます~。

    砂川雨路   2015/12/10 21:25

  • こんにちは。

    以前どこかで作風のお話をうかがったとき、「私の作風はメランコリック」だというようなことをおっしゃっていた記憶があって(記憶違いだったらすみません)、ぜひ拝読しようと思っていました。

    遅ればせながら読ませていただきました。

    相良くんもきっとなにかあったんだろうな、と思っていたら、幼いうちに重いものを背負ってしまっていて。世の中ってなんて不公平なんだろう(それはニュースを見ていても思いますが)と胸を痛めました。

    相良の「おまえの孤独も怒りも、俺がもらう。俺のもんにする」のセリフに泣いてしまいそうになり、でもそれで汐里は落ちないんですね~。やっぱり気持ち(というかそれまでの人生)にけりをつけないと踏み出せないという気持ちもわかります。

    そしてようやく……と思いきや、病気。なかなか一筋縄ではいかない人生になりそうですが、どうにか乗り越えていってね、と心から応援して読み終わりました。

    出産してから涙もろくなって、明るい話しか読めなくなって、だからラブコメチックなのばかり書くんですが、ちょっと幅を広げてみようかな、などと野心を覚えたり(ニヤリ)。

    変な感想ですみません。

    私ももう少し自分の生き方を見直してみよう、とこの作品を読んで本気で思いました。得るものがとても多い作品でした。

    ひらび久美   2015/12/10 17:03

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